誓いのコイン

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舞台は明治日露戦争時下の伊予松山

平成22年1月、松山城二之丸の井戸跡から発見されたロシアのコインにロシア人と日本人女性の名前が刻まれていることがわかった。

ロシア人は日露戦争当時、戦場となっていた中国大陸から松山に送られ療養していた俘虜、日本人女性は俘虜たちを手当てしていた日本赤十字社の看護婦だった。

「誓いのコイン」は、このエピソードをもとに創作したミュージカル。

20世紀初頭に名前を刻まれたコインが約1世紀の沈黙を破り、現代に伝えようとしているメッセージとは?!

西洋列強の利害がうずまき、日本とロシアが激突する中、人として心通わせるロシア人捕虜ニコライと篤志看護婦サチ。

紡がれた心を引き裂く戦争、そして革命の嵐。

2人は1枚のコインに願いを込め、お城の泉に投げ込んだ。

ロシア兵をもてなした松山人は心の国境を越えられるのか!?

日露戦争時下の明治37年。

日本初の捕虜収容所が松山に作られ、多くの負傷したロシア兵を迎えることになった。

篤志看護婦のサチは、目に傷を負った青年将校ニコライと出会い、必死で励まそうとする。

血みどろの対立を深める日本とロシア---。心の中にそびえる国境に隔たれながら、惹かれあうニコライとサチ。

愛と青春の物語が城下町に息づく。

誓いのコイン