• ものがたり
  • キャスト
  • 期待の言葉
  • 時代の背景
  • フォトギャラリー
誓いのコイン

松山城の井戸跡から実際に発見されたロシアの10ルーブル金貨

ものがたり
誓いのコイン

日露戦争時下の明治37年。人口約3万人だった愛媛県松山市には、戦場からのべ6千人ものロシア兵俘虜が送りこまれてきた。近代国家として成立して間もない日本は、戦時国際法「ハーグ陸戦条約」をかたくなに守るため、ロシア兵俘虜たちを手厚く保護した。同市街地には、ビリヤード場や靴屋、パン屋などロシア人町ができるほど好景気に沸き、国際化した。

誓いのコイン

虜たちの治療にあたった衛戍病院では献身的な看護が施され、市民は俘虜たちをもてなした。

目を負傷した俘虜のニコライは日本人を恨んでいたが、ロシア語が話せるサチや市民らの真心に触れ、閉ざした心を開いていく。松山では日露交流が芽生え、共同で新年会を行うまでに深まった。

ところが、戦局は激しさを増し、最終決戦へ突入。ロシア国内ではヒタヒタと革命が進行していた。時代が急旋回する中、サチとニコライは平和な未来を信じ、共に歩む将来を夢見るが・・・・・・

誓いのコイン 誓いのコイン