時は明治23年。ところは道後湯の町。道後温泉岩風呂では、地元の有力者たちが、まさに裸の論争!!この養生湯を建て替えるらしい。
建設費は?入場料をとる?今まで無料だったこの湯から?なんと言いだしっぺは町長「伊佐庭如矢」。
その新任町長さん、「議員たちと」一緒になんと、養生湯。一の湯。二の湯。三の湯。次々と建て替えるそうだ。
そして最後には本館の改築までやると意気込んでいる。総工費13マン!!町は潰れるぞなもし・・・反対。反対。猛反対!!
反対派は宝厳寺に立てこもり大騒ぎ。なんと筵旗、竹やりで町を練り歩く始末。だが如矢にはみえていた。100年後の道後の繁栄が・・・。
挫けそうになる如矢を支える妻の射狭との夫婦愛。教え子新之助と雛菊の叶わぬ恋。新之助を密かに慕う如矢の孫娘、小春。
舞台を華やかに彩る芸者たち。明治という時代を駆け抜けた庶民の夢と情熱。
坊っちゃん劇場名誉館長ジェームス三木氏が描く、笑と涙の人情ミュージカル「道後湯の里」ご期待ください!!