幕末ガール

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幕末ガール

舞台は、お遍路の旅にいざなう四国各地の景色・名所が映し出されて、とあるお寺の境内から始まります。住職の快哉和尚は、信望が厚いがどうもいわくありげ。

それぞれの悩みを抱えてお遍路に出た若者たちが、掃除の手伝いもそこそこに、うっぷん晴らしの大騒ぎ。そこに現れる、写メには映らない不思議な4人。どうやら亡霊らしい。
幕末の動乱の中生きる場所を求めて彷徨った武士、明治時代の渡世人、紀州生まれの芸者、お見合い遍路の娘。いつの時代もみんな「生き抜きたい」と歩いた遍路、しかし思い残しは深く大きい。
亡霊たちとの出会いと語り合い、快哉和尚の教え、若者たちは初めてお遍路の大きな意味を感じ、「もう一度、自分の足と心を動かして!」と、野宿も覚悟で一番札所から出直す事に。

そして、歩き始めたかれらが、質屋で見つけた“花嫁衣裳”。「これはもしや!」若者たちの追及が始まる。一方、快哉和尚をつけねらう一人の男が現れ、てんやわんや。70年前の過去が見えてくる。

四国遍路で出会った、若者たちと亡霊たちの不思議で愉快な物語。

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