ものがたり

死神たちが手を焼いている。とっくに寿命がつきているのに、十七文字のまじないを唱え、したたかに生きる男!その男の名は正岡子規。なぜこの男はこれほど生命力があるのか。そのまじないに何か秘密があるに違いない。死神と手下たちは謎を探り始める・・・。

病という運命に立ち向かい、時代と青春を謳歌した子規。

その熱い人間模様 —友情の絆、家族の愛— の中で、子規が見ようとしたものは・・・

劇中歌 「命果てても」より

命果てても 人の心は 人の心に 面影残す

 嘆きはやがて 空にのぼり 思い出だけが 人を包む

 生きたあかしは 誰も消せない